生活の知恵

温活にはショウガ!効果を高める使い方とは?

コロナウィルスが流行したために、日々の検温が習慣になりつつありますが、毎日検温をしていると、「案外平熱が低い」ということに驚きます。

理想の体温は36.5℃~37.1℃と言われていますが、あなたの体温はいかがでしょうか?

 

36.0℃を下回る低体温は、極度なダイエットや、ストレスや老化などによる自律神経の乱れ、血管の収縮機能が上手く働かない場合に起こります。

低体温が続くことによる、血行不良 ・血圧上昇、消化不良 ・食欲不振、代謝の低下、疲れやすさ、集中力の低下、免疫力が低下が問題視されていて、身体を温める「温活」が注目されています。

 

ショウガは「温活」にとても役に立つ食材として、高く評価されています。

今回は「温活」のために、ショウガの効果を高める使い方をご紹介します。

 

ショウガの身体を温める成分、ジンゲロールとショウガオール

ショウガの身体を温める成分には、ジンゲロールとショウガオールがあります。

ジンゲロールは生のショウガに多く含まれ、代謝を促進し、血管拡張作用があり、手や足の指先などの末端を温めます。

 

ショウガオールは、ジンゲロールを加熱したり乾燥することで増える成分で、やはり代謝を促進し、血管拡張作用があり、身体を中心から温めることができます。

 

温活でショウガを利用するなら、身体を中心から温めることができるショウガオールを積極的に取り入れると良いです。

 

ショウガオールを手軽に取るなら、ショウガパウダー

ショウガパウダーがあれば、スープや炒め物、煮物などに振りかけるだけで手軽にショウガオールを取ることができます。

ショウガパウダーの作り方

  1. 生のしょうがを良く洗い、スライサーで薄切りにする。
  2. 蒸気が出ている蒸し器で30分加熱する。
  3. 1~2日間乾燥させると、ショウガオールが通常の400倍のウルトラ生姜完成!
  4. ミルで粉末状にし、ショウガパウダーの完成。

 

温活向き生姜レシピ

ショウガパウダーを用意するのが面倒と言う場合は、生姜を加熱して美味しく食べる料理がおススメです。体を温める効果がある素材を組み合わせることで、生姜単品より、身体を温める効果が期待できます。

 

豚肉の生姜焼き

豚肉の生姜焼きは定番料理ですが、実は温活に向いているメニューです。

豚肉に含まれるビタミンB1には、基礎代謝を活発にして体を温める働きがあるので、温活に向いている食材です。豚肉の脂肪は体を冷やす作用があると言われているので、温活には、脂肪分の少ない、もも肉やロースがおススメです。付け合わせの玉ねぎやニラにも身体を温める作用があります。

 

材料(一人分)

豚肉 もも、ロースなど 薄切り 100g、 片栗粉 少々、 ごま油 大さじ1

A(すりおろし生姜 大さじ1、 醤油 大さじ1、 料理酒 大さじ1、砂糖 小さじ1)

付け合わせ(玉ねぎ 薄切り 50g、にら 3センチくらいにカット 10g)

 

作り方

  1. 豚肉に片栗粉をふるいます。
  2. ビニール袋にAを全て入れ、揉みこんで混ぜ合わせてから、1.の豚肉を入れます。
  3. フライパンにごま油を熱し、中火で豚肉を両面焼きます。
  4. 肉を取り出し、お皿に盛り付け、そのままのフライパンで玉ねぎを炒めます。
  5. 玉ねぎがしんなりしたところでニラを入れ、味がなじんだところで、野菜も盛り付けて完成。

干しシイタケと鶏肉、青ネギの生姜スープ

寒い季節に、身体を芯から温めてくれるスープです。

キノコの中でも、干したしいたけは、美味しい出汁が出るだけでなく、血管拡張作用、血行促進効果があるビタミンBの一種のナイアシンが多く含まれているので、温活に取り入れたい食材です。そして、鶏肉や青ネギにも身体を温める作用があります。

 

材料(1人分)

干しシイタケ 1つ分 (サッと洗ってから、かさを上向きにして、かぶるくらいの冷水に浸し、落としぶた状にラップして、冷蔵庫で1晩かけ、戻しておく)軸をとって薄切り、軸は石突を取り、みじん切り

鶏むね肉 50g、片栗粉 小さじ1、青ネギ 1本 斜め切り、生姜 10g 千切り、酒 小さじ1、水(干ししいたけの戻し汁と合わせて)300cc、塩 少々、醤油 小さじ1 、ごま油 大さじ1、黒コショウ 少々

 

作り方

  1. 鶏むね肉は1㎝くらいの角切りにし、塩少々と酒をふりかけ、下味をつけた後に、片栗粉をまぶします。
  2. 鍋でごま油を熱し、生姜と干しシイタケ、シイタケの軸を炒めます。
  3. 2.がしんなりしたら、水を加え、沸騰したところで1.の鶏肉と青ネギを加え、ふたをして煮ます。
  4. 鶏肉に火が通ったら、醤油を加えます。
  5. 最後にお好みで黒コショウをかけて、完成。

「温活」のために、ショウガの効果を高める使い方 まとめ

今回は「温活」のために、ショウガの効果を高める使い方をご紹介しましたが、いかがでしたか?

 

生姜の身体を温める成分には、ジンゲロールとショウガオールがあり、特にジンゲロールを加熱することでできるショウガオールには、身体を中心から温める働きがあります。

「温活」のために、ショウガの効果を高めて使うには、ショウガオールを取り入れられるよう、生姜の薄切りを蒸して乾燥したものを粉末状にしたショウガパウダーを使用したり、体を温める効果がある素材を組み合わせて、生姜を加熱して美味しく食べる料理がおススメです。

 

ぜひ、温活にショウガを取り入れてみてくださいね。

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