重曹は環境に優しく、エコ掃除に最適であり、100菌で買えるコスパの良さ。日頃のお掃除にどんどん活用していきたいアイテムですよね。
以前、こちらのブログでも重曹を使ったお掃除方法について、ご紹介しましたが、重曹はキッチン掃除にももちろん使えます。
重曹を使ったお掃除方法についてはこちらの記事をご覧くださいね。
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今回は、キッチン掃除に重曹はどう使う?コンロの五徳や換気扇にも使える?ということについて、お伝えします。
目次
重曹を使ったキッチン掃除はどこから始める?
重曹は、常温では白色で粉末状の薬品で、正式名称は「炭酸水素ナトリウム」です。重曹は水に溶かすとpH = 8.3 程度の弱いアルカリ性なので、酸性の汚れを落とすのに向いています。キッチンでの酸性の汚れとは、油汚れや焦げ付き、調理中での油跳ねなど、コンロの五徳や換気扇にベトベトこびりついている汚れです。
また、重曹には、研磨効果、鹸化(乳化)効果もあります。食器や鍋などの茶渋、銀食器の汚れ、シンクの茶色い汚れやカビを落とすのにも適しています。
キッチンのお掃除は、お料理が終わった後、汚れがついてすぐ、汚れた場所からお掃除していきます。お掃除と言っても、汚れた部分に重曹スプレーを吹きかけて拭き取るだけです。スプレーして拭き取るだけなので通常は5分もかかりません。
重曹スプレーの作り方
用意するもの:重曹(粉)小さじ2、水200㏄、スプレイヤー、計量カップ、スプーン
- 水200㏄に重曹の粉を小さじ2入れ、良く混ぜ合わせます
- 重曹が溶けたら、スプレイヤーに移し入れて完成♪
この重曹スプレーを汚れに吹きかけて布で拭き取ればOK。食器洗いが終わった後、シンク周りにも重曹スプレーを吹きかけて拭き取りましょう。
油汚れは時間が経つと、油が酸化してベトつきが取れにくくなるので、汚れたらすぐに掃除をするというのがポイントです。日頃から重曹スプレーで拭き取り掃除をしていれば、大掃除が楽になるのでお勧めです。
重曹には消臭効果もあるので、魚を焼いたりニンニクを使った料理など臭いの強い料理をした後、壁に吹きかけて拭くと、壁についた料理の臭いも消えます。
また、重曹スプレーは長持ちしませんので、その日で使いきるようにしましょう。
五徳のしつこい汚れは重曹+煮沸で落とす
五徳はキッチンの中でも頑固な油汚れがこびりつきやすいところです。
五徳をお手入れする場合、軽い汚れなら先ほどの重曹スプレーや台所用の中性洗剤で落とすことができますが、日々のお手入れを怠ったり、吹きこぼれたりすると、汚れが落ちにくくなります。汚れが落ちにくい場合、重曹スプレーの溶液に1時間ほどつけ置きしてからスポンジでこすり落とします。
重曹水のつけ置きで取れない五徳のしつこい汚れは、鍋に水1ℓに対し大さじ1杯の重曹を溶かし、五徳を入れてしばらく煮沸します。
火を止めてから2時間つけ置きし、冷めてから、浮き上がってきた汚れをブラシやスポンジでこすり落とします。
それでも落ちない頑固な汚れは、重曹3に対し水1を加えた重曹ペーストにアルカリ洗剤を混ぜ合わせたものを五徳に塗り付け、しばらく置いてから、古歯ブラシなどでこすって落としましょう。
換気扇の汚れは60℃以上の重曹水で
換気扇の汚れは油汚れにホコリがついたもので、頻繁にお手入れしづらい場所でもあり、かなりベトつきます。
換気扇の汚れは通常の重曹水の威力では落としにくいので、重曹水を60℃以上に温めて使用します。重曹水は温めることで威力が増します。換気扇の掃除をする場合は手荒れ防止のため、必ずビニール手袋を着用して行います。
換気扇の汚れを落とすときは、事故防止のため、必ず電源を切って、できればブレーカーも落としましょう。
ファンやフィルターを止める金具などを分解したら、ファンはあらかじめ60度以上に温めておいた重曹水に1~2時間、つけ置きします。
つけ置きしている間に、レンジフードは重曹スプレーで拭き取り掃除をします。重曹スプレーで取れない汚れは、キッチンペーパーに浸した重曹水で汚れ部分をラップし、1時間ほど置いてから拭き取り掃除をします。
フィルター部分は水に濡らさずに、粉の状態の重曹をたっぷりふりかけて2時間ほど置いてから、古歯ブラシでゴシゴシこすり洗いをします。汚れが落ちてからしっかり水洗いします。
ファンやフィルターには重曹の成分が残らないよう、しっかり水洗いし、乾燥させてから取り付けましょう。
まとめ
今回は重曹を使ってキッチン掃除をする方法についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
キッチン掃除はこまめにする方が、楽で簡単です。
お料理をする前に重曹スプレーを作っておき、汚れたら汚れた場所をすぐにスプレーをしてから拭き取りましょう。
これを習慣にしておくと、キッチンがいつでもピカピカで快適に使えます。重曹スプレーは壁や生ごみに振りかけると消臭効果もあるので、キッチンに常備しておくと便利です。
重曹スプレーは日持ちしないので、その日のうちに使い切るのも大事です。
こびりついてしまった油汚れには、煮沸など熱を加えることで、重曹水の威力が増します。五徳のしつこい汚れには重曹+煮沸、換気扇の汚れには60℃以上に温めた重曹水を使います。
キッチンは食事を作る場所なので、重曹で安全に綺麗を保ちたいですね。
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