12月も後半になりました。
年内のごみ収集が終わる前に、大掃除は余裕をもって終わらせておきたいところですね。
大掃除に使える便利アイテム、重曹。
100円ショップで購入することができ、安い上に家中に使うことができるので、我が家ではかなり重宝しています。
今回はこの重曹の使い道、使える場所と使い方についてお伝えします。
目次
重曹とは?
重曹は正式名称は「炭酸水素ナトリウム」で、「重炭酸ナトリウム」とも言います。
炭酸水素ナトリウムの化学式は「NaHCO3」で、ナトリウムの炭酸水素塩です。
重曹は、常温では白色で粉末状の薬品で、水に溶かすとpH = 8.3 程度の弱いアルカリ性になります。
重曹は加熱によって二酸化炭素を発生する性質から、ベーキングパウダーとしてクッキーやパンケーキなどの多孔質のふわふわ、サクサクした生地を作る時や、野菜のあく抜き、肉や豆を柔らかく煮る時、魚の生臭みを取る時に食品添加物として料理に使われることもあるので、安全性が高いとされています。
重曹を保存する際、吸湿、臭いを吸う性質があるため、直射日光と高温多湿を避け、臭いが強いもののそばに置くのは避けましょう。
重曹のお掃除で使えるところと使い方は?
重曹には研磨効果、鹸化(乳化)効果があります。
重曹をお掃除で使うのに向いているのは、食器や鍋などの茶渋、銀食器の汚れ、ガスレンジの汚れ、窓ガラス、浴室や浴室の小物、クレヨンの汚れです。また、気になるニオイ取りやお洗濯にも使用できます。
使い方としては
- 湯呑の茶渋…少量をスポンジにつけて磨く。
- 鍋…そのままたっぷりふりかけ、水を加えてしばらく沸騰させた後、数時間放置する。
- 銀食器の汚れ…アルミ箔を敷き詰めた鍋に沸騰したお湯1リットルにつき大さじ3程度の量の重曹を入れ、一晩放置する。
- ガスレンジの汚れ…直接ふりかけ、油になじませる。その後濡れたスポンジやブラシでこすり、布やキッチンペーパーで拭きとる。
- 窓ガラス…400mlにつき小さじ1程度を溶かし、スポンジにつけて磨く。
- 浴槽やタイル…まんべんなく撒いてスポンジで洗う。
- クシ・ブラシ・洗面器…ぬるま湯に大さじ3杯を溶かし、台所用漂白剤を少し混ぜてすすぎ乾かす。
- クレヨンの汚れ…湿らせた布に振りかけて軽くこする。
- 洗濯に使用…従来の洗剤に重曹を20g~30g入れると汚れ落ちがアップ。
- 生ごみの臭い…生ごみ用バケツに振りかける。
- 排水溝の消臭…200g位を排水溝に入れて熱湯を流すと臭いが取れる。
- カーペットの消臭…カーペット全体に振りかけ、15分ほど置いてから掃除機で吸い取る。
- 冷蔵庫や靴入れの脱臭剤として…2カップ位をふたをしないで置く。
という方法があります。
くすんで見える鍋や湯呑、レンジ周りの汚れを磨いてピカピカにするときには、重曹は安全に磨けるので便利なのですが、漆器、アルミ製品、同製品には使えないので要注意です。
また、重曹は生ごみや靴入れ、冷蔵庫、カーペットの消臭剤として使えるのが便利ですが、畳は傷める可能性があるので使用できません。
まとめ
今回はこの重曹の大掃除での使い道、使える場所と使い方についてお伝えしましたがいかがでしたか?
重曹はくすんで見える鍋や湯呑、レンジ周りの汚れを磨くのに向いています。
また、重曹の消臭効果は振りかけるだけで発揮するので、とても簡単です。
重曹を使って、家の中を安全にピカピカに磨いてみてくださいね!
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